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『友』インターネット速報  2007年10月23日  No.308

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それでも経口ポリオワクチンは、ポリオ撲滅への手段
  世界保健機関(WHO)の専門家によると、北ナイジェリアでのワクチ
ンによるポリオが発症したのは、経口ワクチンに使われる毒性を弱めたウ
イルスが突然変異により子どもたちに感染し、まひを起こさせるという極
めてごくまれなケースです。今回のような発症は、免疫をもつ子どもたち
の割合が低く、衛生的でない地域で起こりやすいといわれています。
  「このまん延は、ナイジェリアのこの地域でのワクチン投与の低さを表
しています」と話すのは、WHO感染症局長のデビッド・ヘイマン博士で
す。彼は、感染した子どものうち、60人は免疫がまるでなかったか、きち
んとワクチンが作用していなかったと指摘しています。また、ロータリー
財団管理委員長であり、国際ポリオ・プラス委員長であるロバートS.ス
コット氏は、このように話しています。「唯一の解決策は、ナイジェリア
のすべての子どもたちに免疫をもたせるよう活動を広めていくことです。
ワクチンの安全性に疑問を感じ、子どもをワクチンを投与する場所へ連れ
て行かない親がいたら残念なことです。経口ワクチンは、野生ポリオウイ
ルスという私たちにとって本当の敵に対する最も効果的な武器なのです」
  WHOによると、腸の中で高い免疫力をすばやくもたらし、熱帯地方の
途上国でのポリオの感染に歯止めをきかせるのは、経口ワクチンだけで
す。ナイジェリアは、野生ポリオウイルスが残る4か国のうちの1つです。
2006年8月に発症が確認されてから、4回の大規模な免疫キャンペーンが行
われましたが、今後も実施される予定です。

「ロータリージャパン」ホームページ情報
『ロータリーの友』に掲載されている、ウィルフリッドJ.ウィルキンソ
ン国際ロータリー会長のメッセージを原文で読んでみませんか。「ロータ
リージャパン」の日本語ホームページ
www.rotary.or.jp/contents.html.
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リックしてください。英文を掲載しています。

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