年間1300人のロータリー奨学生が海外や教育施設に留学しています。
これ等の奨学生は単に、学術研究だけでなく、国際理解と平和を助長する責務があります。これまで、32,000人の奨学生のうち6,000人以上が日本から派遣されています。
財団の究極の目標は、二つの行動の道筋により実践されます。
「教育的プログラム」と、「人道的プログラム」です。
教育的プログラムは、財団初のプログラムで、友情と協力の精神で、世界の文化を結びつけています。青少年交換プログラム、国際親善奨学生、GSEは主に外国で学び、或いは働く機会を与えることによって、世界理解を育みます。
平和及び紛争解決の分野で、国際研究のためのロータリーセンターの卒業生がやがて働き始めます。
世界各地の七つのセンターは、平和の調停役として、新世代を援助します。大切なことは質の高い奨学生が求められていることです。
二つ目の道筋は、人道的プログラムです。これはもう一つの強力な世界平和の手段をロータリアンに提出しています。とりわけ、マッチング・グラントはクラブ、地区を国際的提携で協力し、世界平和を前進させます。人道的プログラムを通して広い影響力を与えることと思います。
貧困と飢餓は人間にとって災害だという解釈もあります。
また教育と貧困に相関関係があり、現在10億の人々が読み書きできず、10億の人々が赤貧状態です。さらに8億の人が非識字者なのです。ロータリー財団は創設から86年、人々の心から手を貸すことを求めているのです。
地区とクラブ、ロータリアンが寄付したお金がどのように使用されるかについて、地区の要望を反映させ、地区にとって最も関心のあるプログラムに参加出来るよう、シェアー・システムを開発しました。地区における年次寄付から、地区財団活動資金(DDF)と国際的活動費(WF)が組み込まれます。すなわち、世界中ロータリアンとその資源を共有し、シェアするのです。
1917年、ロータリー財団が創設されて以来、寄付金の総額は10億ドルを超えました。年次プログラムへの寄付金はすべてロータリー財団の活動のために使われます。
1994年、ロータリー財団は、RI国際奉仕プログラムを恒久的に支援するため恒久基金制度を設け、募金活動を開始しました。ロータリー財団はRIの創設100周年の2005年までに恒久基金米貨2億ドルまで増やす計画です。
1985年、ポリオ・プラスが正式にロータリー財団のプログラムに認められ、RI理事会はポリオを全世界から撲滅し、ロータリー100周年記念の2005年までに撲滅証明をしたいとしています。
ロータリー財団学友は、元ロータリー財団国際親善奨学生、GSEメンバー、ロータリーボランティアを中心として結成されています。地区とクラブは学友に、講演、オリエンテーションに参加するよう要請します。
この財団学友を効果的に活用することがなされていないように思います。活動計画のなかで学友を加えることは大切と思われます。
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