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1999-2000年度ガバナー 梅沢定彦
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ガバナー就任のご挨拶
この度、1999〜2000年度ガバナー就任に際しまして、一言ご挨拶申し上げます。
思い起こすと、ちょうど一年前、定年も過ぎ、そろそろ自分の好きな動植物の飼育にでも専念し、多少私なりに自然環境への復元等に、これからの人生を歩んで見ようと思っていた矢先の出来事で、真に「青天の霹靂」。これは大変なことになったと自分自身、今さらながらこの責任の重大さを痛感したしだいです。
幸い、私がこの大役をお引き受けする上での経過の中で、ホームクラブの皆様、そして分区の皆々様、そしてガバナー始め、諮問委員の皆様等のこの一年間の本当に温かい「好意と友情」に恵まれ、大いに勇気づけられ、そして決意も新たにすることができました。国際協議会出席の朝、ガバナー始め、地区委員さんのお見送りは、私にとっては忘れ得ぬ有難さを感じ、自らを叱咤できました。
私としては、一週間位の海外旅行は何べんとなく行きましたが、半月以上、しかも全然知人も少ない米国の地への不安も、何とか乗り越え無事帰国することができ、私年度の一つの役を、無事クリアーできました。
さて、本年度のテーマについては、ロータリー2000:活動は堅実・信望・持続です。
極めて具体的に見えますが、大変難しいテーマと考えられます。ガバナーの責務として、RI会長の活動方針を忠実に、各地区ロータリアンに伝達することが責務とされております。
約2週間に渡っての米国での研修内容をこのテーマに添って、第2570地区ロータリアン一人ひとりに正確に伝達することは不可能なことですが、私は私なりに少しでも皆々様のお役に立てるよう解釈し、お伝えして行こうと思っております。
すでに「PETS」や「地区協議会」を通して、お伝えをしてきましたが、ここ数年、残念ながら全世界のロータリアンの数は減少傾向にあり、当地区(第2570地区)でも大舘年度をピークに減少の傾向にあります。減少の原因として経済的な理由が大いにかかわっておりますが、ラビッツア会長はその原因についても痛烈に批判しております。それは、各地域のロータリアンが、そしてロータリークラブがあらゆる活動の中で、時間や内容を無視し、勝手な活動の中で自らの信望を無くしてしまった事や、会員がわずかのクラブがあったり(10名にも満たないクラブ)、本来のロータリークラブ活動がほとんど停止状態のクラブ等様々な報告がなされました。そこで本年は、まずロータリーの原点に帰り「奉仕の理想」を掲げて、集まったロータリアンの質の向上、そして活動の見直し、「金を払えば良い」のではなく、「真の心の奉仕」ができ、ロータリアンが「真の信望」を地域社会から、そして仲間から得られるロータリアンとして、好意と友情に結ばれた仲間が、素晴らしいチームワークになって活動する集団こそ、今年度、地区皆々様にお願いする唯一の目標です。
さあ皆さん、原点に帰って活動しましょう。
- ロータリーの基本理念は「アイサーブ」です。一人一業種の中で、お互いに異なった業種の素晴らしい「ノーハウ」を活用し、健全な企業の確立によって、職業を通じて「堅実」な奉仕を実施しましょう。
- クラブのリーダー(会長)は、良き会員のアドバイザーです。リーダーのクラブ会員に対する心遣いが、会員をやる気にさせます。各クラブ会員とのコミュニケーションこそが、ロータリーの活性化につながります。まず、会長から各クラブ会員の「信望」をつかんで、素晴らしい魅力あるクラブ作りに専念してください。
- 一人ひとりの会員がやる気が起きるように、情報教育をしっかり行なってください。地区は情報教育については各クラブを全面的に支援いたします。
- 活性化されたクラブは、必ず計画的・具体的であり、計画の内容が明確で、誰でも喜んで活動できます。そして、その計画は必ず「持続性」をもっているものです。
- 「信望」を高めたクラブは、必ず会員の増強は必然的に充たされます。一人ひとりの会員の「信望」の高まることを希望いたします。
- 21世紀に向けてのロータリーの在り方として、女性会員に積極的に働きかけてください。
これからの最も重要な課題です。
以上いくつか箇条書きにしてお願い致しましたが、私自身もこの一年、全力で責務に立ち向かって行くつもりです。すでに、「PETS」「地区協」等で、本年度の具体的な活動と方針をご討議いただきましたが、20世紀からさらに発展する21世紀のロータリーは、記念すべき世紀の年度です。この年度が我々ロータリアンにとって悔いのないものとなるよう、さあ始めましょう。
一人ひとりが集まって大きなチームワークになって活動しましょう。輝かしい21世紀に向けて、皆々様の素晴らしい活動を期待して、就任のご挨拶とさせていただきます。
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