「第55期 派遣候補生 選考試験」開催報告

日 時:2024年7月28日(日)14時00分開会 16時閉会
場 所:国立女性教育会館 302会議室
出席者:ガバナー、ガバナーエレクト、青少年交換プログラム統括委員長、ローテックス&学友(派遣生OB・OG)、地区青少年交換委員会メンバー、派遣候補生志願者・保護者


「皆さん、世界の戦争って、何で起きてるって思いますか。仲が悪いからでしょうか。じゃあどうしたら仲良くなれると思いますか。若いうちから交流して、その国を知って、その国の人たちと仲良くなって、その国が大好きになれば、まずは大好きな人が沢山居るところに戦争をしかけたくないって、そんなふうに思うんじゃないでしょうか。ロータリーの青少年交換プログラムは、未来に向けた、そんな意味あるものでもあると思うのです」青少年交換プログラムの「候補生」になるべく、手を挙げてくれた学生たちに、温井康宏青少年交換委員長(本庄RC)は、優しい表情でまずはそんな言葉がけからお話をはじめました。

 国際ロータリー第2570地区の「青少年交換プログラム」、次年度2025-2026年度に派遣されることになる「第55期 派遣候補生」の選考試験が、7月28日に国立女性教育会館にて行われました。

 ロータリーにおける青少年交換プログラムは、他の留学とは違い、世界中のロータリアンが力を合わせて、「目の前」の、また「全世界の」『青少年たち』に、それぞれの国の「小さな親善大使」として、今までに体験したことのないような体験をさせてあげたいとの熱い思いを形にした、継続しつづけている事業です。

「ロータリーの派遣生・交換学生として他国で学んでみたい」という志を持った学生が候補生になるためには、まずは、自分でスポンサーとなってくれるロータリークラブを探し、お願いをし、受け入れて頂いた上で、願書を作成・提出し、今回行なわれた候補生になるための選考試験へと臨みます。選考試験は、提出して頂いた願書の内容審査のほか、「筆記試験」、英語での「面接試験」、保護者の方同席での「ガバナー面談」といった内容となります。

晴れて今回の選考試験を通過した折には、準備期間として今年1年間は候補生として(大体毎月1回行われる)オリエンテーションに参加をし、毎回出された課題に取り組み準備ををしていきます。そしていよいよ海外へと旅立ち1年間、交換学生として派遣先の国のホストクラブ・ホストファミリーにお世話になりながら学校に通いつつ、様々なものを学びます。派遣期間を終え、成長し、戻ってきたあとの4年間は、自分たちが経験させてもらった恩返しとして、今度は後輩たちの成長をささえるローテックス(ROTEX/派遣学生OB・OG)として活動します。それがロータリーでの「青少年交換プログラム」です。

今回の選考試験では、「筆記試験」、英語での「面接試験」といった部分に関しては、先日1年間の海外での交換留学を終え、派遣先の国から戻ってきた5名の派遣学生を含む、多くのローテックス・学友生(ローテックス卒業生)が、試験問題の作成などから大きく関わって下さいました。自分たちの経験を踏まえ、後輩たちにもしっかり準備を行ったうえで旅立ってほしい、という、そんな思いを垣間見ることができました。

また、「ガバナー面接」では、五十幡和彦ガバナーのほか、坂口孝ガバナーエレクト、高橋貴子青少年プログラム統括委員長、温井康宏青少年交換委員長も同席され、第55期の候補生にエントリーをした学生本人と保護者の方に、今回、ロータリーの交換学生を志した理由をはじめ、様々に質問をされたのち、青少年交換プログラムでは派遣先の国を選ぶことは出来ないが、今までの先輩たちを見ていると、それも含めてそれぞれが成長してゆく糧となり、彼ら・彼女らは語学も含め様々なものを吸収し、派遣されたその国が大好きになって帰ってくる学生がほとんどだったと、熱いエールを送って下さっておりました。

選考試験の全過程を終え、最後には坂口孝ガバナーエレクトより総評を頂きました。
 我々「ロータリーの目的」は「『奉仕の理念』を奨励(しょうれい)し、育(はぐく)むこと」であり、『奉仕の理念』とは、ひと言で言えば「他人のことを思いやり、他人のために尽くすこと」です。その中でも「青少年奉仕」の目的は、「青少年や若い世代の社会人がリーダーシップ能力を伸ばせるよう支援していくこと」にあります。

「青少年奉仕」のひとつの形として、スポンサー・ホストとなって学生たちの成長を信じ、「青少年交換プログラム」に参加をし、支援してゆく各クラブの皆さんにとっても、(未来に向けて、これから成長してゆく学生たちを受け入れ、支えていく事業ですので、様々に大変な部分もありますが)得られるものは大きいと考えます。

この8月には、今期第54期の当地区からの派遣学生として、スポンサーとなった「東松山むさしRC」・「入間南RC」・「本庄RC」・「小川RC」・「所沢東RC」の各クラブの支援を頂いて、5名の高校生がフランス・イタリア・チェコスロバキア・台湾・インドネシアの各国へと旅立ちます。そして「交換留学」ということで、海外のそれぞれの国から5名の高校生が来日し、それぞれのホストクラブ・ホストファミリーにお世話になりながら、日本の学校に通い学びながら、時に例会にも参加をしてもらいながら、様々な体験・経験を重ねていくことになります。

 ぜひ、今後も引き続き、地区内の各クラブの皆様におかれましては、各交換留学生達、各受け入れクラブ、ホストファミリーの皆様への、あたたかな眼差し、励ましのお声がけなど、ご協力を頂けましたら幸いです。また、志をもって手を挙げた学生から各クラブへとアプローチがあった際には、(それぞれのクラブ、御事情もあることとは思いますが)各クラブにて受け入れ・支援についてご検討を頂けますよう、何卒よろしくお願いいたします。 以上


【五十幡和彦ガバナーよりお話】 【温井康宏青少年交換委員長よりお話】 【学生を支えるローテックス(交換学生のOB.OG)・学友達】
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【2024-2025年度ローテックス(派遣生OB)岩﨑鷹一郎会長より試験の詳細について説明】 【筆記試験】 【面接試験(英語)】
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【ガバナー面談】 【ガバナー面談】 【坂口孝ガバナーエレクトより総評】
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