第2570地区の国際奉仕部門の活動は、国際支援委員会と国際交流委員会の2つの委員会で構成されております。
五大奉仕部門の中で唯一、国際とつくのは、国際奉仕のみです、国際ロータリーにしかできない国際性のある奉仕活動を実践する部門であると、各委員が認識して活動を展開して参りたいと思います。特に近年は、グローバル化の波が急速に各国へ押し寄せております。以前には、外国と言うと遠い国のような感覚でおりましたが、近頃では日本に海外の方達が観光や、ビジネスに大勢が訪れております。又、日本人も同様に海外へ赴き、人の往来が活発になっております。今は、もう彼らは外人でなく隣人です。国際理解を深め、親善と世界平和にむけて活動を行っていきます。
◎国際支援委員会の活動
国際奉仕活動こそロータリーであります。今、世界では格差の問題が深刻化しています、世界中にはまだまだ恵まれない環境の中での生活をしいたげられている人たちが沢山いますから、私達は他国の人々の文化、習慣等を理解して、支援プログラムを立案し、これらの人達の生活環境改善の為の、教育支援事業を実践していく事が、必要不可欠であると考えております。
例えば
世界の人口は、約73億8454万人 2017-3-1現在
今、5人に1人、子供も含め、12億人がひどく貧しい状態で、1日1ドル未満で生活し、5億人が飢餓か、栄養不足に苦しんでいます。
識字に関しては、世界では約 5,900万人の子供達が学校に通えずにいます。2015年現在、成人の非識字者は約7億8100万人いると言われております。その3分の2は女性です。また、世界の成人のおよそ6人に1人は読み書きが出来ない状態です。教育を受ける機会を与えてあげなければなりません。
このような国際社会の現状を考察すると、国際支援委員会では引き続き、ロータリーの重点分野であります。基本的教育と識字率向上の為の、世界寺子屋運動の活動と、水と衛生に的を絞った、環境保全運動の活動を2つの軸として活動をしてまいります。
※ 事業計画
1）世界寺子屋運動支援国
① ミャンマー連邦民主共和国 教育・教材支援
② フィリピン共和国 教育・教材支援
2）環境保全運動支援国
① タイ王国 シーロムRCとで学校へ飲料水
ろ過装置・設置支援
② 中古消防自動車の寄贈活動の実施
検討案件
① ミャンマー連邦民主共和国
タイと同じ3350地区なので学校へ飲料水ろ過装置・設置支援
② 海外支援国の事業視察 ミャンマー、タイ
一般ロータリアンの参加者募集
③ 国際奉仕支援活動を行っている各クラブへの支援
④ 地区のロータリー財団と協調して、グローバル
グラントを使っての支援活動を検討していく
支援委員会の活動は、各クラブの皆様から寄せられた、1名につき2,000円の支援金をもとに支援活動を行っております。私達はこの浄財をいかに、有効に、必要としている人達に100％届くよう努力をしています。
今年度もよろしくご支援の程お願い致します。
◎国際交流委員会の活動
国際交流委員会につきましては,日豪青年相互訪問を主体に活動を実施してまいります。
最初のチームは、1976年1月21日に、21名のオーストラリアチームがパースを立ち日本向かったのが始まりです。以来多少内容の変更もありましたが継続され、この日豪青年相互訪問の文化交流は、日豪両地区の公式事業として長い歴史を持ち、その間にプログラムの内容や、改善すべき問題などを両地区で話し合い、青少年の育成に貢献してきております。この交流は、延べ1,200名以上を超えています。まだまだ検討すべき課題もあります、日程調整、危機管理の件、等々。委員会では先輩の方々から継続して引継いでいるこのプログラムは、2570地区だけの特色あるプログラムでありますのでさらに検討を重ねて発展させて行きたいと思います。
日本の青年たちとオーストラリアの青年たち、さらに、両国のロータリアン達がお互いの文化や習慣を経験し、相互理解と友情を育み出す価値あるプログラムになるよう事業を計画し継続して参ります。
※ 事業計画
①第42期日豪青年相互訪問事業の実施。
②その他の国際交流に関する啓発活動。
※国際奉仕部門研修セミナー1回実施 （ 9月2日土曜、紫雲閣にて）
委員会会議開催、活動計画表による （支援委員会、交流委員会）
皆様、是非とも国際奉仕部門活動にご理解と、ご指導、ご協力をよろしくお願い致します。
