2020~2021年度 第2570地区のテーマ
2020-2021年度ガバナー 相原 茂吉
本年度のRI会長ホルガー・クナーク氏のテーマは
Rotary Opens Opportunities.
「ロータリーは機会の扉を開く」
です。
私はこの意味を次のように解釈しました。
「私たちの人生には多くの可能性が満ち溢れています。その可能性をつかむには様々なアップローチへの扉があるでしょう。機会の到来、すなわち好機は待っているだけでは訪れません。行動してこそ道は開きます。多様性を重んじ、人々が手を取り合って行動し、持続可能な良い変化を目指すロータリーは、無限の機会への招待です。ロータリーは中核的価値観を基に世界中の友人達と共に、より豊かで意義ある人生への機会の扉を開けてくれます。」
さらにホルガー・クナークRI会長はサンディエゴの国際協議会で次の事を強調されました。
「ロータリーは価値を共有し高潔な心を持つ人たちのコミュニティーです。人々をロータリーに引き付けるのは、正に友情と人脈作りの機会です。是非とも新しい人と出会い、一緒にお互いの付き合いを楽しみながら様々な活動で充実した時間を過ごしましょう。世界のどこへ行こうと私達ロータリアンは共有する価値観の下に集まり固い友情でつながります。そして皆が集まること(together)は力であり楽しみなのです。」
そこで、私は2020-2021年度・第2570地区のテーマを
「Let’s make fellows! 」「友達をつくろう!」
としました。
2020-2021年度は、皆さんに、積極的にロータリーの扉を開き一緒に活動し、そしてできるだけ多くの友達を、すなわち価値観を共有する仲間を一人でも二人でも増やして欲しいのです。
皆さんはロータリーに多くの時間と費用を費やしています。が、果たして何人の人が、この素晴らしいロータリーの魅力を十分に享受しているでしょうか。
自分のクラブ内は言うに及ばす他のクラブのロータリアン、さらには海外クラブのどこかに高潔な志をもつ新たな友人ができたとき、それは大きな喜びと充実感に満たされるに違いありません。楽しさが生まれます。友情が生まれます。心も癒されます。周囲と自分自身の中で良い変化が生まれるのを感じます。そしてそれは、自分自身を磨き、奉仕の理念と世界平和への道標につながります。
ポールハリスがロータリーを作った最初の動機は心の癒しでした。瞬く間にロータリーが世界中に広まったのは、シェルドンやアーチクランフをはじめハーバートテーラー、米山梅吉氏などの多くの偉大なリーダー達によって、理念と目的が時代と共に変化しながらも確立してきたからでしょう。でも、その根底にはポールハリスが求めていた人としての在り方、世界平和につながる心の安らぎへの願望が、あったからに他ならないと思います。
不変であるロータリーの4つの目的の第1項目に「知り合いを広める事によって奉仕の機会とすること」とあります。
“The development of acquaintance as an opportunity for service”
出会いは、交友を深めて友人となり、そして自己の研鑽と奉仕のさらなる心を高めて価値観を共有する同志へと繋がっていく。これこそがロータリーの神髄であり醍醐味であると思います。
皆さん、是非とも機会の扉を開きましょう。そして志を共有する多くの仲間(fellows)を作りましょう。
この事は必ずや皆さんに多くの可能性をもたらします。
クラブがそして第2570地区が持続可能で、ますます活性化するよう一緒に行動しようではありませんか。
最後にロータリーのビジョン、もう一度理解を深めてください。
冒頭はtogetherで始まります。
Together we see the world where people unite and take action to create lasting change acrossthe globe in our communities and in ourselves.
(日本語訳)
私達は、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために人々が手を取り合って行動する世界を目指しています。
以上
友だちをつくろう
Let’s make fellows!