RI会長ジョン・ジャーム夫妻と前嶋ガバナー夫妻 |
ガバナー メッセージ
“毎週、世界34,000 以上のクラブのロータリアンが、語らい、笑い、アイデアを分かち合うために集います。しかし、私たちが集う一番の理由は、最も大切な目標、すなわち「奉仕」のためです。”<ジョン・ジャーム RI会長のテーマ・メッセージより抜粋>
(1) 会員を増やそう。
残念ながら第2570 地区の会員数の減少は止まっていません。減少傾向にあった日本全体でも2012-2013 年度に底を打ちました。第1ゾーン(埼玉県から以北の北海道までの地区)において当地区のみがマイナスとなっています。日本でも有数の人口と経済が安定している首都圏に位置している地区として残念な結果となっていますが、潜在能力は十分にあると確信しています。
どのような団体でも会員数が減ると、例外なくパワーが減ってしまい、元気が出ません。仲間が減るのは寂しいことです。財政面からは、行事一つをとっても徐々に制約を受けています。
会員の皆様には悪循環に陥る前に現状を理解していただいて、知恵を持ち寄り、新入会員増と退会者減に取り組んでいただき、元気なクラブを地区全体で作りましょう。
(2) クラブ例会の充実と出席率の促進を
例会での楽しい会員同士の交流はクラブの原点です。交流・親睦なくしてクラブは存在しません。楽しい例会、有意義な例会にするため、プログラム委員会、クラブ理事会で更なる知恵を出していただきたいのです。また、地区の各委員会に積極的に相談し、アドバイスを受け、場合によっては出前セミナーを受けたらいかがでしょう。
クラブ例会の出席率向上は、良い循環として交流の機会が深まり退会防止に結び付きます。当年度から、クラブの「出席委員会」を、「出席向上委員会」「出席促進委員会」あるいは「出席奨励委員会」と名称をぜひ改めてください。出席委員会は出席率の発表だけでなく、重要な任務として具体的な出席率向上の促進に取り組んでいただきたいのです。
(3) 地域の人々にロータリーを知っていただこう(公共イメージと認知度の向上を)
クラブが所在する地域の人々に対し、ロータリーをよく知っていただく広報や活動を、知恵を持ち寄り工夫しましよう。ロータリーは広く「よいこと」をしているのに、現実の問題として、地域の人々にロータリーがどの程度認知されているか、肌寒いところがあります。会員の思っている以上に、あまり知られていないのではないでしょうか。会員が増えない理由の一つでもあります。「良いこと」をすることは目立ってもいいと思うのです。
ロータリーの活動が知られていないことは、実は人々にとってロータリーは存在しないことにもなるのです。
広報に関しては、同じ埼玉県の第2770 地区と協力して行動することも重要と考えています。
(4)「 ロータリー財団100 周年」を記念して財団への理解を深めよう
今年度は財団創設100 周年に当たります。
財団に関し理解を深める記念行事を企画し、併せて財団補助金(地区補助金、グローバル補助金)のクラブでの活用と、会員の財団への寄付を促進する機会を作ります。
(5) 奉仕の原点ともいえる職業奉仕について、改めて学び、研鑽しよう
いろんな形式のセミナーなどを活用し、会員に研鑽の機会を提供します。
(6) 地域社会への貢献を
地域社会への貢献である社会奉仕活動は、“公共イメージと認知度の向上”を目指す広報と密接な関係があります。活動自体がロータリーの認知度の向上となります。第2770地区と協力して活動することも重要です。
(7) クラブにおける国際交流活動の活性化
クラブの活性化の一つとして、各クラブの国際交流活動を促進し会員に他の団体ではあまり経験できないロータリーの素晴らしさを提供したい。
当地区における各クラブの国際奉仕活動に関する情報の収集と共有化も進めます。
(8) インターアクト、ローターアクト、青少年交換、ライラ、高校生社会体験について、それぞれ活動の原点を今一度見直しして、青少年奉仕活動に取り組みます。
(9) ロータリー米山記念奨学について、日本だけの素晴らしい制度であり、日本ファンを増やすため活動を持続していくことが必要です。
Ⅱ、地区の各委員会のあり方について
地区の各委員会は、ガバナー及びクラブに対するアドバイザーであり、シンクタンクであり、サポート役であります。立ち位置を忘れずに、セミナーへの参加要請、貴重な研究や調査の成果、あるいは重要な要望事項を常にクラブへフィードバックすることを考えていただきたい。ガバナー月信や地区ホームページを利用して、会員向けにメッセージを発信していただきたい。
また、クラブも例会において、地区委員会の委員による報告や要望などの発表の時間を与えていただきたい。
Ⅲ、ジョン・ジャームRI会長の「会長賞」について
受賞を目指すことにより、効果的な奉仕活動ができ、地域の公共イメージと認知度が向上するよう目標が設定されています。
各クラブで、この「会長賞」を目指して、年度初めに計画し取り組んでいただけることを期待しています。