国際奉仕委員会

国際奉仕委員会

国際奉仕委員長
国際奉仕委員会 委員長
田島博夫(行田さくらRC)

 奉仕の第四部門である国際奉仕は、書物などを読むことや通信を通じて、さらには他国の人々を助け ることを目的としたクラブのあらゆる活動やプロジェクトに協力することを通じて、他国に人々とその 文化や習慣、功績、願い問題に対する認識を培うことによって、国際理解、親善、平和を推進するために、 会員が行う活動からなるものである。

(標準ロータリークラブ定款第6条 抜粋)

 過去の国際奉仕の活動を顧みますと、ほとんどが皆様からの支援金の直接現金支援でした。こういっ た支援は長期的サポートが難しくなります。一時的な支援であるところの、学校内施設建設費用の一部 支援・寺子屋運営資金一部支援・校舎建設支援、中期的な支援として奨学金支援などでした。これらはみ な教育環境整備及び識字率の向上が目的でしたが、教育環境の支援は成果の測定が比較的簡単に図れま すが、識字率向上などは成果を図ることが簡単ではないという事です。  近年行なわれたG/G(グローバル補助金)を見ますと

  • 第4グループ内11クラブ//台湾・桃園北ロータリークラブ/医療超音波巡回車支援
  • 本庄南RC・寄居RC//台湾桃園ロータリークラブ/検査専用バス支援
  • 川越RC・本庄南RC//ミャンマー・ヤンゴンセントラルロータリークラブ/医療機器支援

【委員会の実行計画及び実施目標】

  • 当地区と友好関係を築ける海外地区を作っていきたいと考えます。

 グローバル補助金を利用した国際奉仕の要となるのは、その支援に対しての実施計画を管理し支援国 提唱者と実施国の連携を深めていかなければなりません。そのためには、実施国の地区であり地区どう しの交流が礎となります。過去に訪問視察に行った国や各クラブの中で友好クラブを持っているクラブ からも情報をいただきたく思います。

  • 地区ロータリー財団委員会及び米山記念奨学委員会との情報交換のための合同委員会の機会を作っていきたいと考えます。

 本来の地区国際奉仕委員会の活動を考えますと、まずは単独の活動に頼るよりロータリー財団委員会 や、ロータリー米山記念奨学委員会やその奨学生など学友会はOB/OGも含め重要な情報源と考えます。
補助金活動を向上させるべく、広く情報を求めリソースを見つけ、ロータリーの重点分野に沿った計画 を立て、各クラブと協力し、質の高いグローバル補助金プロジェクトを立案し実行していきます。

  • グローバル補助金の申請に対してアドバイスが出来る体制づくりを考えます。

 受け身の体制でなく、各クラブからの申請を地区委員会で審査し、より良い形で承認が下りるように 内容等に関しての助言をすることを委員会で行いたいと思います。そのためには委員会メンバーのスキ ルアップのための学習と実施にコミットして実践していきます。

  • 現物支給支援の中では途上国の災害防止支援として、地区内市町村より払い下げ寄贈いただける消防車(ポンプ車)を送りたいと考えます。

 日本国内で使用していた消防ポンプ車は日々の点検整備が行き届いており、年式が古くても少走行距 離でまだ十分利用が出来るという事です。東南アジアではまだ、木造家屋も多くあり、火災防止の観点か ら見ますと活躍できる場面が多いと感じます。

払い下げ受けるポンプ車(可搬式)
払い下げ受けるポンプ車(可搬式)
払い下げ受けるポンプ車(可搬式)
タイ・カンチャナブリRCを通じて地元消防隊へ寄贈
タイ・カンチャナブリRCを通じて地元消防隊へ寄贈